絵本「ヤクーバとライオン」をご存知でしょうか。
本記事では絵本「ヤクーバとライオン 勇気」のあらすじと小学校での読み聞かせのコツをお届けします。
この記事では、次のことがわかります。
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絵本「ヤクーバとライオン」作者・出版社
- 著:ティエリー・デデュー
- 訳:柳田国男
- 【出版社】講談社
絵本「ヤクーバとライオン」あらすじ
アフリカの小さな村。今日は成長した少年たちが戦士になる特別な日。ある年齢になった少年たちは、たくましい勇気をしめすためひとりライオンに立ちむかわなければならないのだ。ライオンを殺せばいちにんまえとして認められる。栄誉ある兵士になることができるのだ。でも少年が出会ったのは傷ついた一匹の瀕死のライオンだった。
ライオンを殺して栄えある戦士になるか。ライオンの命を救って、自分は勇気のない男として軽蔑され仲間はずれにされても、生きる者の命を守ってやるのか。
ヤクーバとライオンあとがきより抜粋
ほんとうの勇気とは。少年はひと晩かんがえます。後者の道をいけばまわりからは蔑まされるだろう。笑われるだろう。
少年のとった選択は?
高学年なら、もう自分のあたまでものを考えることができます。ほんとうの勇気について思いをめぐらせるきっかけとなる一冊です。
音読時間
音読約5分。
対象年齢
クラスで読み聞かせをするなら
- 小学校、高学年
絵本「ヤクーバとライオン」感想(レビュー)
今回は、6年生への読み聞かせでした。時間の制約があり今日は「勇気編」のみ。続きは「図書館で借りて読んでね。」と伝えましたが機会があればまた「信頼編」を読んであげたいです。本好きな子だけでなくあまり絵本を読まない子にこそおはなしを届けたい。
少年のとった選択が次にどういきてくるのか。ヤクーバとライオンは「勇気編」と「信頼編」のセットで読むとより深いです。
ティエリー・デデュー
ティエリー・デデューの絵が、ちょっと… いやかなりこわくてものすごくインパクトがあります。読みはじめはすこしザワっとします。でも2ページ目ですぐ絵本にひきこまれていました。みんな真剣です。
おとなでも考えさせられます
おとなだって楽な方につい逃げてしまいがちですよね。悪循環をたちきる勇気はあるだろうか。柳田国男氏のあとがきもぜひ読んでください。
この絵本のポイント
コロナ禍より書画カメラをつかっての読み聞かせも増えてきました。
でもこの絵本は遠目の効く迫力のある白黒の大きめの絵本。できれば昔のように、輪になって手持ちで読んであげたい絵本です。むしろ遠くから見たほうが絵がよくわかる。
朝からすこし重いテーマですがたまにはいいかな。
図書館を利用しよう
テーマ選びが心配なら近隣の図書館の司書さんと相談することをおすすめします。
図書館では読み聞かせに向いている絵本のコーナーや、絵本リストが用意されているので、そこから選ぶといいですよ。私も基本的に図書館おすすめの絵本の中から選書をしています。ヤクーバとライオンは、高学年への読み聞かせ絵本の鉄板です。
おわりに:絵本「ヤクーバとライオン・勇気」のあらすじと小学校での読み聞かせのコツ
絵本「ヤクーバとライオン・勇気」のあらすじと小学校での読み聞かせのコツをお届けしました。
・作者・出版社
・あらすじ
・音読時間・対象年齢
・読み聞かせのコツ
読み聞かせの前の参考にしてください。
「ヤクーバとライオン」
音読時間:5分
おすすめ:小学校高学年
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