絵本『おにたのぼうし』のご紹介です。
小学校で、この絵本の読み聞かせをしてきました。
節分に読まれる本をさがしている方は、ぜひ読んでみてくださいね。
きっと毎年節分に思いだす、大切な本になります。
おにたのぼうし
【文】あまんきみこ
【絵】いわさきちひろ
【出版社】ポプラ社
あらすじ(絵本紹介)
節分のよる。
おとこの子が、げんきに豆まきをはじめました。
「おにはーそと」。
その家には、きのいいオニのおにたがすんでいました。
おにたは、その家の人にもとても親切でしたが、豆をまかれては出ていかなくてはなりません。
「おににもいろいろあるのにな」。
おにたは、つのかくしのぼうしをかぶって雪のなかを歩きはじめます。
こんやは、どのうちにもヒイラギの葉がかざってあって、オニは入れません。
でも、豆のにおいがしないある家にとびこんだおにた。
そこで、病気の母のめんどうをみている少女にであいます。
少女のために、いろいろやってあげる、やさしいおにた。
でも。
少女は「まめまきがしたいなぁ。おにがきたら、お母さんの病気がわるくなるわ。」とはなしはじめるのです。
かなしいおにたの、せつないおはなしです。

読んできました
小学校4年生
教室。書画カメラ使用。
この絵本を選んだ理由
節分が近いため。
本日の「ふりかえり」
最初に、節分(オニ)の絵本を何冊か持参し、表紙だけ紹介しました。
- かえるをのんだととさん
- しょうとのおにたいじ
朝からシーン…
「おにたのぼうし」は、かなしいお話です。
みんなだんだんお話に聞き入って、最期にはシーンとなってしまいました。
なので、2冊目にテンポのよい絵本(まめのかぞえうた)を読んでから、終了しました。
読み聞かせのコツ・ポイント
対象年齢:中学年(小学校3年生、4年生)
小学校3年生の国語の教科書につかわれたこともあるようです。
音読時間目安:7分
読み聞かせのコツ
せつなくて、ふしぎなおはなし。
いろいろなとらえ方ができるので、感想などは聞かない方がよさそうですね。
おにたのことを、たんたんと読んでいくだけです。
教室が最初すこしざわついていたとしても、だんだんお話に集中してくるのがわかります。
こうなってきたら、大きめの声を出さなくてもだいじょうぶ。
こわい話や、かなしい話は、やっぱりこわいものみたさもあって、よく聞きたいですものね。
そう、おんなの子だって、悪意があったわけじゃない。
それでも、ひとを傷つけてしまうこともあるんだよね。
「ないたあかおに」や「ごんぎつね」。
幼少のころによんだ、せつないお話って、いつまでもこころにのこります。
amazonのレビューも参考になるのでチェックしてみてくださいね

絵本たっぷり楽しんでくださいね!
今回は、節分の絵本を紹介させていただきました。
- わたし(読み手)が、その絵本を好きなこと。
- 絵本が主役。しっかり読んで、伝えよう。
すこしでも参考になればうれしいです。
節分の本。
よろしければこちらもみてみてくださいね。


にほんブログ村

読み聞かせランキング