絵本『わたし』のご紹介です。
ぜひ読んでみてくださいね。
わたしって、ほかのひとからみたら「だれなんだろう…」。
おとなが読んでも深い絵本です。
わたし
【ぶん】谷川俊太郎
【え】長新太
【出版社】福音館書店
あらすじ(絵本紹介)
わたしはたったひとりしかいないけれど、相手からみると、いろいろな呼びかたがある。
おとこのからみると「おんなのこ」。
おにいちゃんからみると「いもうと」。
せんせいからみると「せいと」。
しらないひとからみると。
だれ?

わたし (かがくのとも絵本)
わたしは山口みち子、5才。お兄ちゃんからみると“妹"でも、犬からみると、“人間"。わたしはひとりなのに呼び名はいっぱい。社会関係を楽しく描きます。
読み聞かせのコツ・ポイント
おすすめ対象年齢
小学校低学年(小学1、2年生)
音読時間目安
2分半
おすすめポイント・コツなど
かがくのとも傑作集。
知識絵本です。
ひとの目を意識するようになってから、はじめて社会性がうまれてきます。
この絵本は、自分のことをいろいろな視点からみつめるきっかけになるかも。
裏表紙には、おとうさん、おかあさんのうしろすがた。
こちらもおもわず、どんなおとうさん、おかあさんなのかな?、なんて想像してしまいます。
プチ哲学絵本。
わたしは、わたしなんですけどね。
ジェンダーについて
おかあさんは新聞をよんでいて、おとうさんはエプロンをつけて料理をしています。
すこし昔の絵本なのに、なかなか先をいってます。
でも、すこし引っかかってしまうのが、「がいじんからみたらにほんじん」というフレーズ。
このため、小学校での読み聞かせでは、使用しにくいなと感じています。
いまだったら、「がいこくのひと」という表記になるのかな。
クラスには、いろいろな国のおともだちもいます。
おうちでゆっくり読んでみてくださいね。
あいてのことが気になりはじめる低学年くらいの子へ。
もっと年長、あるいは大人の方にもひびく絵本かもしれません。

わたし (かがくのとも絵本)
わたしは山口みち子、5才。お兄ちゃんからみると“妹"でも、犬からみると、“人間"。わたしはひとりなのに呼び名はいっぱい。社会関係を楽しく描きます。
お気に入りの一冊が見つかるといいですね。
すこしでも参考になればうれしいです。
読み聞かせで、こころがけたいこと
- わたし(読み手)が、その絵本を好きなこと。
- 絵本が主役。しっかり読んで、伝えよう。
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