「新選組」鬼の副長。
連戦しながら北上していった、土方歳三の最期。
なんとなくしか知らないという方も多いのではないでしょうか。
わたしもそのひとりでした。
函館旅行で、土方歳三最期の地に行ってきましたので、ご紹介します。
- 土方歳三最期の地「最後の地碑」の住所と行き方
【冬の函館】2泊3日。二日目「土方歳三最期の地」へ
二日目の朝食は、函館国際ホテル名物朝食バイキング。
いくら盛り放題。贅沢すぎます…。
さて、本日は「土方歳三最期の地」まで歩いて向かいます。
最期の地については、諸説あるようですね。
土方歳三については、他にも謎が多く、味方「暗殺説」や「生存説」まであるとか!?
ミステリーです。
土方歳三「最期の地碑」の場所
「函館市総合福祉センター」の敷地内。
土方歳三最期の地碑
〒040-0063
北海道函館市若松町33−6
土方歳三「最期の地碑」へのアクセス
函館駅からのあるき方
(徒歩10~15分)
駅を背にあるき、八幡通にぶつかったら左折して、さらに歩きます。
目立つ看板が見えてきます。
こちらから入ります。
いつでも見学可。
若松緑地公園内
まず目に入るのがこのモニュメントですが、これは碑ではありません。
「土方歳三 最期の碑」はこちらです。
全国からファンが訪れ、いまも花が手向けられています。
箱館戦争の末期。
銃弾に倒れたとされる「一本木関門」跡の近くに、その碑はありました。
政府軍による、箱館総攻撃の日。土方歳三は、壮絶な死を遂げます。
箱館戦争の終結6日前。
「土方歳三」について
子供時代
出生地
現在の東京都日野市石田
(武蔵国 多摩郡 石田村)
生い立ち
父:歳三が生まれる前に、結核で他界
母:6歳の頃に、結核で他界
富裕な農家。10人兄弟の末っ子。姉夫婦に育てられます。
どんな子ども?
バラガキ。
農民の出身でしたが、少年時代から武士になることに憧れていました。
天然理心流
実家につたわる「くすり」を売りあるきながら、修行をつみ「天然理心流」に入門。
近藤勇と知りあい、義兄弟の契りを。
「浪士組」以降
その後、浪士組となり「京都」へ向かうこととなります。
「浪士組」とは?
14代将軍「徳川家茂(いえもち)」が京都にいくことになったためつくられた集団。
腕に覚えがある者であれば、犯罪者であろうと農民であろうと。
身分や年齢を問わず参加できました。
「浪士組」から「新選組」へ
ここからはドロドロなのでさっくりいきます。
権力争いの末、近藤勇が局長に。
土方歳三は、近藤を補佐する副長に就任します。隊規違反者は粛清。鬼の副長と呼ばれます。
新選組の仕事は?
「幕府派」として、幕末の京都の治安をまもること。
池田屋事件
過激な尊王攘夷派である、長州藩の志士を討ちとり、新選組が人気をえた事件。
尊皇攘夷とは?
尊王(そんのう)/攘夷(じょうい)
かんたんに言うと、
政治の実権を、幕府から天皇にとりもどし、外国に負けない強い日本をつくる
という思想のことです。ざっくり「反幕府派」。
過激な尊王攘夷派である「反幕府派」を取り締まったのが、ざっくり「幕府側」の新選組だったんですね。
ただその後には大政奉還。
徳川幕府は、明治天皇へ政権を返上。
時代が変わっていきます。
HBC北海道放送「土方歳三、箱館に死す!」
このTV番組がとてもわかりやすかったので、ご紹介しておきます。
2020年9月27日放送
HBCテレビ「土方歳三、箱館に死す!」
命日
1869年6月20日
(明治2年 旧暦5月11日)
享年
享年35歳(満34歳)
辞世の句
よしや身は 蝦夷という島辺に 朽ちぬとも 魂(たま)は東の君(あずまのきみ)やまもらむ
《意味》
たとえこの身は 蝦夷という北辺の島に朽ちたとしても、死後、私のたましいは 永遠に徳川将軍家を守り続ける
参考:HBCテレビ「土方歳三、箱館に死す!」より
死因
最期まで戦い、馬のうえで腹部に銃弾をうけ戦死。
遺体
遺体は五稜郭内に埋葬されたともいわれていますが、他の説もあり未だに確定されていないのだそうです。
戦争に負けた側の真相はいつも闇の中。
暗殺説や、生存説もでてきてしまうわけですね。
土方歳三資料館
子孫の方が資料館をされています。
お墓
東京都日野市石田
石田寺(せきでんじ)
土方のスマホ
NHK。秀吉のスマホ第二弾。
もし現代だったら、こんなツイートしてたかも!?幕末の偉人がたくさん出てきますよ。
必見です。
おわりに
激動の時代に生きた土方歳三。
たったの150年前のできごとというのが信じられません。
函館観光をするのであれば、「蝦夷共和国」や、「榎本武揚」のことも旅行前に知っておけばよかったです。
2泊3日函館観光旅行
さて市内観光も、だいたい終了。
函館は、コンパクトな街なので、半日でもかなり市内観光ができます。2泊3日もあれば十分満喫できますよ。
今日は雪がふったりやんだり。とても寒かったので、いったんホテルにもどって、さらに市内観光を続けることにします。
ランチは、待望の「はこだてビール」へいく予定。
楽しみです。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
今回の函館旅行の記事です。
みなさまの参考になれば幸いです。