絵本『鬼といりまめ』のご紹介です。
節分の日の読み聞かせにどうぞ。
鬼が、いりまめを嫌う理由はなんでしょう。
この記事では、次のことがわかります。
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鬼といりまめ
【文】谷 真介
【絵】赤坂三好
【出版社】佼成出版社
鬼といりまめ:あらすじ
ひでりがつづき、田んぼの稲は、どこもかれはじめていました。
「だれでもいい、雨をふらせてくれたら、ひとりむすめの、おふくをよめにやってもいい。」
母さんはそういいました。
その声がきこえたのか、鬼がやってきて、雨をふらせます。
おふくがつれていかれる日。
おふくは、鬼にきづかれぬよう、道端に菜の花のたねをおとしていくのでした。
やがて春になり、菜の花の道をたどり、おふくは家に逃げ帰ります。
おふくの母さんは、追いかけてきた鬼に、いった豆をなげつけ、「その豆をうえて、いっしょうけんめいそだてて、その花をもってきたら、おふくをやろう。」といいます。
はたして、いった豆に、芽はでるでしょうか。
読み聞かせのコツ
対象年齢
幼児・低学年・中学年・高学年
音読時間目安
8分
読み聞かせのポイント
大前提として、鬼は「悪者」。
この絵本では、ここがあまり触れられていないので、このお話だけ読むとなんだか鬼がかわいそうに思えてしまうんですよね。
でも、そのあたりはさらりと。
必要悪ということで。
鬼は「悪者」として、読んでしまいましょう。
絵がとてもすてきで、昔の暮らしぶりや、昔の家のつくり、昔の道具のことなどもよくわかります。
季節感にあふれ、とても色彩豊か。
雪がとけ、黄色い菜の花が印象的です。
また、くらい室内から、豆をなげるようすは、まさに「おにはー、そとっ!」。
はっきりした遠目のきく絵は、読み聞かせにもぴったりです。
またおうちでゆっくり、なんども読み直してもいろいろな発見があって楽しそうです。
いった豆の芽がでずに、豆がいやになってしまう鬼。
節分のまめまきには、こうした様々な言い伝えや、由来があるんですね。
節分行事の前に、読んであげたい絵本です。
まとめ
絵本「鬼といりまめ」のご紹介でした。
・作者・出版社
・あらすじ
・音読時間・対象年齢
・読み聞かせのコツ
・こころがけたいこと
読み聞かせでこころがけたいこと
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