絵本『かえるをのんだととさん』のご紹介です。
ぜひ読んでみてくださいね。
かえるをのんだととさん
【再話】日野十成
【絵】斎藤隆夫
【出版社】福音館書店
あらすじ(絵本紹介)
お腹がいたくなったととさん。
かかさんにすすめられて、和尚さんに相談にいきます。
「そりゃあ、腹の中に虫がいるからじゃ」。
和尚さんにいわれたとおり、カエルをペロッとのみこんだととさん。カエルが虫を食べたから、腹痛はおさまった。
でも、こんどはカエルが腹のなかで、ぺたらくたらときもちが悪い。
「ととさん、へびをのむといいぞ」。
以後くりかえし。
ラストは節分にちなんで、オニがでてきますよ。楽しい昔話絵本。

読み聞かせのコツ・ポイント
対象年齢:幼児・低学年・中学年・高学年
音読時間目安:7分
楽しく盛りあがりたい時は、この絵本がおすすめ。
節分の季節にしか読めないのは、もったいないくらいの絵本です。行事をもりあげる意味でも、年が明けたら選書候補にあげてもよいのでは?
いきなり、カエルをのむって、子どもたちはまずびっくり。でも次から次へと続くのだよ、この展開が。
ユニークな絵と、くり返しの妙
こんどはカエルが気持ちが悪いなら「ヘビをのむといい」って。
和尚さん、短絡的。
しばらくこの展開が続いて、笑いがたえません。飽きないですよね、こういう絵本は。盛りあがります。
心配しているんだか、なんだかよくわからないかかさんも、いい味だしてます。
最後は和尚さんの活躍で、めでたしめでたし。
ラストは、かかさんとふたりなかよく。何事もなかったごようすでおしまいです。
どの学年でも楽しめますよ
でも、高学年以上になると、猟師のゆくえが気になるようですね。いや私も気になる。
よく似た絵本
この本とよく似たストーリーで「だんだんのみ」という絵本もあります。こちらは持ち運びにも便利な小さめ絵本。版画の絵もはっきりと見やすくこちらもおすすめです。
ご参考まで。
読み聞かせを楽しんでくださいね!
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読み聞かせを成功させる大切なこと
- 読み手が、その絵本を好きなこと。
- 絵本が主役。しっかり読んで、伝えること。


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