絵本『まんじゅうこわい』のご紹介です。
小学校で、この絵本の読み聞かせをしてきました。
この記事では、次のことがわかります。
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まんじゅうこわい
【落語絵本・作】川端誠
【出版社】クレヨンハウス
あらすじ(絵本紹介)
きょうは、町内の若いもんの宴会。
どうせ暇だからと早いうちから、仲間とわいわいやりはじめました。
そのうち、それぞれ自分の嫌いないきものを言い合おうじゃないかということに。
ヘビだのクモだのケムシだの。
みんなが話し終えたのに、ひとりだんまりをきめこんでいた、松つぁん。
「おれは、こわいもんなんてない。」なんて言ってますけど。
でも、そのうち。
「おっと、いけねえ。実は、まんじゅうがこわいんだ。」なんて言いだします。
ふだんから、松つぁんのことが気に入らなかったみんなは、松つぁんを震え上がらせてやろうと、ここぞとばかりに悪だくみ。
でも、松つぁんの方がウワテ。
なんだろう。この爽快なオチ。
嫌がらせを逆手にとっちゃって。でもすっとぼけていて憎めない。
オチはわかっちゃいるけどやっぱりおかしい。
有名な落語のお話です。
じっさいに読んできました(体験談)
場所
小学校。高学年の教室。
この絵本を選んだ理由
先日、春風亭小朝師匠の落語を聞き、感銘を受けたので。
子どもたちにも、ふだんから落語に親しんでほしいと思い選書しました。
本日の「ふりかえり」
このお話知ってる?と聞いたら、たくさんの子が「知ってるー。」と。
有名なお話だもんね。
落語「じゅげむ」は国語の教科書にものっています。
高学年なので、オチもしっかり理解。
「落語絵本は、たくさん種類があるので、よかったら他の本も読んでみてね。」とお話しして終了しました。
読み聞かせのコツ・ポイント
対象年齢:高学年
音読時間目安:8分
どう読んだって、噺家さんのようにはいかないわけで。
はっきりした声で、自分も愉しむつもりで読めばよいと思います。テンポがよくて、声に出して読むと気持ちがいいです。
落語は、間をたのしむもの。
読み聞かせをするときも、間をうまくいかして読むと、にわか雰囲気がでる、かな。
落語って、たとえオチがわかっていたとしても、くるよ、くるよ、オチが、で、はいきたっ!という感じがなんともうれしい。
知ってるー、という声があがっても大丈夫。
なんどでも楽しみましょう。
それにしても。
落語って、ほんとうにわるい輩はでてこないですよね。
「まんじゅうこわい」も、なんだかんだいっても、みんなそんなに仲わるくないんだろうな、ってのがいいなと思います。
粋だな、落語。
落語絵本をほんとうの意味で楽しめるのは、やはり高学年以上。
中学年(3、4年生)に読んだ時には、ちょっと説明(わたしの無粋な)が必要でした。
この作品をたっぷり楽しんでくださいね!
読み聞かせでこころがけたいこと
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