絵本「いわしくん」のご紹介です。
プールがはじまる季節にぴったりのすてきな絵本ですよ。
この記事では、次のことがわかります。
・作者
・あらすじ
・音読時間
・対象年齢
・読み聞かせのコツ(小学校)
・こころがけたいこと
絵本紹介
- 【著】菅原たくや
- 【出版社】文化出版局
あらすじ
日本の海でうまれ、スイスイおよいでいた「いわしくん」。
ある日、つかまえられて、パックにつめられ、売られます。
やがて、買われて食べられちゃう。
その後。
いわしくんはどうなると思いますか?
もうおよげないの?
いいえ。
「いわしくん」は男の子のからだの一部になりました。
いのちはぐるぐるまわります。
その日はプール。
男の子は、元気に学校のプールの中へ。
シンプルな文章とさわやかなブルーが印象的な絵本です。
音読時間
音読約2分。
対象年齢
クラスで読み聞かせをするなら
- 小学校低学年、中学年
感想(レビュー)
今回は、3年生に読み聞かせ。
プールの授業はもうはじまっています。
よしよし。
おすすめの季節
なんといっても、学校のプールがはじまる6月頃がおすすめです。
気持ちよさそうにプールでおよぐ男の子の姿をみていると、こちらまでプールでおよぎたくなっちゃいます。
いわしくんも満足そう。
ラストのページの瞳がとても印象的です。
食育
さわやかな食育の絵本です。
いわしくんがとてもかわいいので、網にかかったときは、クラスのみんなでちょっとかなしい気もちに。
港にはこばれて、パックにつめられて売られちゃうあたりでは、あきらめの境地。
シーン。
まだ生きてるんじゃない?
なんて声も。
でも、さすがに焼かれて食べられちゃうのでね。このあたりではさすがにザワザワしてきます。
だけど。
絵がユニークなので、まったく重い雰囲気にならないんですよ。
これまたおいしそうにパクついている家族のすがたが、気もちいい。
いわしくんは食べられちゃったけどいのちはまわる。
読後感はとてもすっきりです。
朝の読み聞かせでも重くなりません。
効果
食べ物を粗末にしてはいけない気もちが、自然にやどります。
いわしくんのためにも、楽しく元気にすごそうね!
今度のプールの授業では、いわしくんのこと考えながらスイスイ泳いでくれるのではないでしょうか。
さわやかでだいすきな絵本です。
おとなにも沁みます。ちょっと哲学的。
おわりに
さいごまで読んでいただきありがとうございました。
読み聞かせの前の参考にしていただけたら、うれしいです。
「いわしくん」
音読時間:2分
おすすめ:小学校低学年・中学年
読み聞かせのコツ
読み聞かせでこころがけたいこと
① じぶんが好きな絵本をえらぶ
② 絵本をしっかり読んで伝える
よい絵本とのであい
こどものとも年少版
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こども新聞
絵本好きの子ならきっと楽しめます。
読売KODOMO新聞。スタバ1杯分。
わが家もこの新聞がだいすきでした。お子さん間違いなくものしりになりますよ。

ありがとうございました
最後までお読みいただきありがとうございました。
絵本は、疑似体験の場です。
たくさん良質なお話に触れ合ってください。
知識が得られるだけでなく、相手の心を想像できる「やさしくて賢い子」に育ちます。
楽しみですね。
それでは。

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