12月のとある日。
わが家に、3ミリほどの、黒い縞のある虫が1匹あらわれました。
イヤな予感しかなく。
画像検索したら。
まぎれもなくクロゴキブリの幼虫でした。
その日のうちに9匹を駆除
翌日は5匹。
パニック状態でネットをみると、1匹出たら〇〇匹はいるなど、いろいろな情報があふれていました。
でもちょっと待って。
わが家には、卵をうむような成虫はいなかったはず。
覚悟をきめた1ヶ月ちょっと。
26匹の幼虫を退治した記録です。
普段はゴキブリなんていないのに、幼虫だけ大量にあらわれてパニックになっている方へ。
参考にしてくださいね。
幼虫をすべて駆除した、対処法とは。
対処法
トイレットペーパーで幼虫を確実に退治し、トイレにながす。以上。
あわてない
わが家では1ヶ月ちょっとで26匹を駆除後、その後まったくあらわれなくなりました。
幼虫は、成虫とは違い、動きは遅く出没する範囲もせまいです。
初日に9匹も出てきて半狂乱になりましたが、いざとなったらバルサンを2回つづけてたけばいいんです。
だいじょうぶ。
【実体験】ゴキブリ赤ちゃん駆除記録
初日
階段を、掃きそうじしていた時に、なんだか小さな黒い虫がいたんです。
小さいながらも存在感のあるながめの触覚。そして、パキッとした白い縞模様。
もう、嫌な予感しかしません。
はたして。
ネットで調べ、クロゴキブリの幼虫と判明。
その後。
その周辺に。でるわでるわ。
階段付近や、その周辺の壁、リビングにも出てきて、もはや半狂乱。
泣きたい気もちをおさえ、トイレットペーパー片手に、「幼虫の息の根をとめてからトイレへ流す」ことを、ひたすらくりかえしました。
あまりの多さに、ホワイトボードに正の字を書いて、記録。
トイレットペーパーを手にパトロールにあけくれた一日。
初日の駆除数は、9匹。
二日目
二日目には、5匹の駆除。
たった2日間で、総駆除数14匹。
ブラックキャップ
その日のうちにブラックキャップを設置。
これで、ひとあんしんです。
でも。
この安心感がよくなかったんですね。
ゴキブリの幼虫には、ブラックキャップは、効かなかったのです。

発生から22日目(12/29)
それから、半月後。
ブラックキャップが効いてると信じて疑いもしなかったわたし。
でも。
年末の大掃除の際に、ヤツらはふたたびあらわれました。
寒い日でした。
リビングの窓を全開にし、窓拭きやら、障子紙の張替えなどをしていたところ。
風通しが嫌だったか、寒くなったのか、リビングに、1匹でてきたのです。
え、ブラックキャップおいたのに!
なんでまだいるのよ…。
すっかり動揺し、しばし固まる。
もう、がっくり。
その後の大掃除は、ほとんどヤケ。
家電製品まわりを中心に、ほこりだらけの台所の冷蔵庫のうしろまで完璧に掃除をしたのですが、巣らしきもの(フンなど)はみあたりませんでした。
ゴキブリの巣とは?
ちなみにゴキブリの巣というのは、居場所のことでです。
フンとともに分泌物されるフェロモンで、巣は、赤っぽい焦げ茶色や、黒色に汚れています。この場所のことを巣というのです。
フェロモンのおかげで巣に戻れるというわけなんですね。
ここまでの総駆除数、15匹。
発生から23日目(12/30)
その翌日。
昨日の経験から、窓を全開し、強力にサーキュレーターを部屋中まわしてみたところ。
やはり、1匹あらわれました。
総駆除数、16匹。
それにしても。
いつ、わが家に卵鞘(卵の入ったカラ)が、紛れこんだのでしょうか。
卵鞘とは
いくつかの卵をまもる鞘(さや)のこと。固いカラ。
ダスキンのサイトによると、卵鞘のサイズは、12~13ミリほどで、形状は俵型。
色は、黒もしくは濃い茶色。
そして、卵鞘の中にはいっている卵の数は、15~28個。
孵化平均19匹。(卵期間は23~55日。)
興味のある方は画像検索してみてください。
また、入っている卵の数は、卵鞘の外からもわかるそうです。
なんだか、みかんみたい。
卵鞘はガマグチ状の固い鞘で内面に細長い卵が2列に並んで入っていて,卵の数は鞘の
【参照】大森南三郎「ゴキブリ類の分類,生理,生態と駆除」P5
両外面に出来ている浅い溝の数を数えることによって知ることが出来る。
https://www.teikyo-jc.ac.jp/app/wp-content/uploads/2018/08/journal1982_1-32.pdf
発生から24~26日目(年末年始)
年末年始のため、自宅を3日間不在にします。
ゴキブリは寒いと生きられないので、戸締まりをしっかりしたうえで、空気窓を全開にしておきました。
3日間も暖房をつかわなければ、壊滅まちがいなしでしょう。
発生から27日目(1/3)
年末年始あけ。
寒い家にしてから、3日後。
出先から、冷え冷えの自宅に戻りました。
残念ながら。
台所で、1匹発見してしまいました。
でも。
寒さで、死んでる
寒さに耐えきれなかった個体もいたんです。
リビングに、寒さにやられた死骸が1匹。他にも死んでいるかもしれません。
ここまでの総駆除数、18匹
発生から31日目(1/7)
寒さで壊滅においこんだと、思い込もうとしていたわたし。
甘かった。
衝撃の1日。
正月あけ、学校もはじまり、久しぶりの大掃除(普段はかんたんな空気の入れかえと、ルンバのみ)。
大々的な空気の入れ替えのあと。
なんと、台所に3匹つづけて。ヤツらがあらわれたのです。
そして階段上の三階部分にまで、1匹。
リビングには死骸が1匹。
この日だけで合計4匹駆除。
よくよく確認してみると、台所には、フンらしき、ごく小さな黒い点が点在していました。
前日、拭いた部分に黒い小さな点が残されていたら。
それは、ヤツらがいた、たしかな証拠。
そして、あきらかに行動範囲が広がっています。
そしてそして。
ほんの少しだけど大きく、動きも早くなっているような気がしました。
冬は、成長しないんじゃないのと思いつつ。
さすがの私も。
ついに、バルサンを購入してしまいました。いちばん強力なやつ。それも3個セット。
バルサン
ただバルサンも、卵鞘に守られた卵には効かないそうです。
だから、卵が孵る期間を考えて、3週間から1ヶ月後にまた使用します。
よし。これがあれば、絶対に平気。
記録を継続
リーサルウェポンを手に入れたので、もう少し記録を続けることにしました。
卵鞘から孵化する卵の平均は、19匹。
ここまでの総駆除数、23匹。
終わりもちかいはず。
バルサンはおまもりとして、しばらくとっておくことにしました。
使わないで済むならそれにこしたことはないので。
それと、台所で気になっていた、排水溝のパイプのすきまをうめるパテもあわせて購入。


発生から33日目(1/9)
次の次の日。
空気の入れ替え後に、また出てきました。
リビング1匹と、台所1匹(シンクのフチ)。
シンクまわりにでてくると、衝撃ハンパない…。
だんだんと台所に集まりはじめているようです。
隠れ場所を断つ
台所の排水パイプの隙間を、購入したパテでうめました。
とにかく、ゴキブリの痕跡がなくなるまで、逃げ道、隠れ場所をすべて断つ。ゴキブリ根絶の基本です。
総駆除数25匹。
それにしても。
ずいぶん、孵化率高いじゃないのさ…。
(平均孵化数19匹。卵の数15~28個。ダスキンサイトより)
なんともいえない不安。
発生から36日目(1/12)
その翌々日。
朝6時。
台所のシンクまわりに1匹を発見。
総駆除数26匹。
これはもう。平均孵化数を、7匹もこえています。
もしかしたら、卵鞘がふたつ以上あったのかもしれない。
と恐れおののいていたのですが。
この1匹がさいごの1匹となりました
ここまでの、総駆除数26匹。
以上。
おつかれさまでした。
さいごの一匹。
残すのもおぞましいのですが、今後のいましめのため写真を撮っていました。
ご披露します。
画像がでます。
いやな方は見ないように。
いいですか。
でますよ。
見たい人だけ、見てください。

発生から37日目以降、(1/13~)
台所に小さな黒いフンが見当たらなくなりました。
寝る前にキッチンカウンターをふき、朝一番で確認。
現在まで(2/3)
一匹もあらわれていません。
平和な日々が戻りました。
発生原因
ゴキブリの赤ちゃんがなぜ?
不明。
3ミリという大きさから、孵化したてと思われます。
卵鞘がわが家にまぎれこみ、その中の卵が、そこでいっせいに孵化してしまったことは間違いなさそうです。
卵鞘自体、乾燥に弱く、湿ったところに産み付けられるようなのですが、成虫はいなかったので、ほんとうによくわかりません。
しいていえば。
- 掃除機をかけたらでてきたので、もしかしたら掃除機の中に卵鞘があったとか?(なぜ…。)
- はたまた、1階でつかっている棕櫚箒を階段で使用した時におちた?(なぜ室内ぼうきに…)
- もしくは、その日届いたダンボールにくっついてきたとか?
- 植木鉢をベランダに置きかえた時に落ちたとか?
よくわかりません。
わかったこと
クロゴキブリの幼虫の外見
- 3ミリほど、黒くて白い縞がはっきりわかる
- よくうごく触覚が2本
その他。ここテストに出ます
- ブラックキャップは、幼虫には効かない
- 寒いと死ぬのは本当
- 幼虫は、最初はだいたい同じような場所(半径1m以内)にあらわれる
- 成虫のような素早さはないので、簡単に退治できる
- でも、触覚は長く、よく動き、必死で生きようとしている
- 水まわりでなくても、しばらくじっとしていても生きられる
- 風通しをよくすると居心地が悪いのか、どこからともなくあらわれる
- うごかない(冬だから?)
- 次第に活動範囲が広がる
- 幼虫もすこしずつ大きくなり、動きもはやくなる(冬でも)
- やがて、水まわり(台所)にやってくる
- ゴキブリがいると幼虫でも必ずフンがある
- 生き物への敬意は忘れない
今後の対策
基本的なこと
- 掃除をする時は、思い切り、風通しをよくする。
- 出入り口と思われるところを完璧にふさぐ。
- ドアや窓のあけしめは素早く。
ゴキブリの痕跡を見逃さない
幼虫であっても、小さな小さな黒いフンを必ずします。
キッチンカウンターを前夜にきれいにし、朝、黒いフンがないかを調べます。
もし、フンがみつかったら
そこにはゴキブリが必ずいます。
なんらかの対策が必要と思われます。
まずはバルサンを2回たく
バルサン1回目で、成虫を根こそぎ退治し、さらに1ヶ月後に卵からかえった幼虫も根こそぎ退治です。
それでも、しばらくして、また成虫やフンを見つけたら。
ゴキブリの出入り口がどこかに必ずあります。
出入り口をさがす
その穴をパテで埋めるなどしないと、バルサンを何度もたいても、はっきりいって意味がありません。無駄です。
実は、5年前まで、わが家もゴキブリに悩まされていたんです。
出入り口を発見するのはむずかしい
なぜなら、台所を分解してさがすことができないからです。
わが家もほんとうに苦労したのですが、無事にその穴をパテでふさぐことができてから、ピタリとゴキブリがでなくなりました。
次回はその記事を書こうと思います。きっとお役にたてると思うので。
26匹の記録
階段 | リビング | 台所 | 合計 | |
12/8 | 5匹 | 4匹 | 9匹 | |
12/9 | 3匹 | 2匹 | 5匹 | |
ブラックC設置 | ||||
12/29 | 1匹 | 1匹 | ||
12/30 | 1匹 | 1匹 | ||
年末年始不在 | ||||
1/3 | 1匹(死骸) | 1匹 | 2匹 | |
1/7 | 1匹 | 1匹(死骸) | 3匹 | 5匹 |
1/9 | 1匹 | 1匹 | 2匹 | |
1/12 | 1匹 | 1匹 | ||
合計 | 9匹 | 11匹 | 6匹 | 26匹 |
まとめ
卵をうむような成虫がいなかったのならば。
ひとつの卵鞘からうまれてくる幼虫を、すべて駆除しましょう。
いざとなったらバルサンやプロαがあります。どうせやるならシリーズ最強を二回です。


ネット情報を、しっかりと自分なりに解釈することが大事だと感じました。
まずはおちついてくださいね。
実例をおとどけしました
わたしもパニックになりかけたので、実際の記録を残すことにしました。
どなたかのお役にたてたらうれしいです。
それでは。
読んでいただきありがとうございました。
参考文献&サイト
大森南三郎:ゴキブリ類の分類,生理,生態と駆除
ゴキラボ:サイト
ダスキン:ゴキブリの赤ちゃんを見つけたら、すぐに駆除を!ゴキブリの赤ちゃんの特徴や予防・駆除方法を紹介
ダスキン:ゴキブリの卵を見つけた時、産ませないための対策と駆除方法
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