2022年12月のとある日。
突然、わが家に「3ミリほどの黒い縞のある虫」が1匹あらわれました。
イヤな予感しかなく。画像検索をしたらまぎれもなく「クロゴキブリの幼虫」でした。
それも1匹だけではありません。
その日のうちに9匹。翌日は5匹。
ゴキブリ赤ちゃんの大量発生です。
パニック状態でネットをみると、いろいろな情報があふれていました。
わが家には、卵をうむような成虫はいなかったのに…。
覚悟をきめ、30匹のゴキブリの赤ちゃんを退治した実体験です。
ゴキブリの赤ちゃんを駆除した方法
トイレットペーパーで幼虫を確実に退治し、トイレにながす。
これだけです。
30匹。死骸を含め、すべて正の字で記録しました。
初日に9匹も出てきて半狂乱になりましたが、いざとなったらバルサンを2回つづけてたけばいいんです。
幼虫は成虫とは違い、動きは遅く出没する範囲もせまいです。
パニックでこの記事を読まれている方、大丈夫です。まずは落ち着いてください。
ゴキブリの赤ちゃんを駆除した数
ゴキブリの幼虫を駆除した数です。
2022年12月初旬からはじまった悪夢は、約半年で終結しました。
- 1ヶ月で26匹を駆除
- 3ヶ月以内に2匹を駆除
- 半年後にやや成長した2匹を駆除
以下に、駆除記録をまとめました。実体験による駆除記録はかなり長めです。
ゴキブリの幼虫発生原因まではやく知りたい方はリンクからどうぞ。
ゴキブリの赤ちゃんの駆除記録
初日
階段を掃きそうじしていた時に、なんだか小さな黒い虫がいたんです。
小さいながらも存在感のあるながめの触角。そして、パキッとした白い縞模様。
もう、嫌な予感しかしませんが。
はたして。
ネットで調べ、クロゴキブリの幼虫と判明。
その後。
その周辺に。でるわでるわ。
階段付近や、その周辺の壁、リビングにも出てきて、もはや半狂乱。
泣きたい気もちをおさえ、トイレットペーパー片手に、「幼虫の息の根をとめてからトイレへ流す」ことを、ひたすらくりかえしました。
あまりの多さに、ホワイトボードに正の字を書いて、記録。
トイレットペーパーを手に、パトロールにあけくれた一日。
初日の駆除数は、9匹。
2日目
二日目には、5匹の駆除。たった2日間で、総駆除数14匹。
ブラックキャップ
薬局に走り、その日のうちにブラックキャップを大量設置しました。これでひとあんしん。
でも。
この安心感がよくなかったんですね。
成虫には効果てきめんですが、ゴキブリの幼齢幼虫にはブラックキャップはまったく効かなかったのです。
発生から22日目(12/29)
それから、半月後。
ブラックキャップが効いてると信じて疑いもしなかったわたし。
でも、年末の大掃除の際に、ヤツらはふたたびあらわれました。
寒い日でした。
リビングの窓を全開にし、窓拭きやら、障子紙の張替えなどをしていたところ、風通しが嫌だったか、寒くなったのか、リビングに1匹でてきたのです。
え、ブラックキャップおいたのに!なんでまだいるのよ…。
動揺し、しばし固まる。
もう、がっくりです。その後の大掃除はほとんどヤケ。
家電製品まわりを中心に、ほこりだらけの台所の冷蔵庫のうしろまで完璧に掃除をしましたが、巣らしきもの(フンなど)はみあたりませんでした。
ゴキブリの巣とは?
ちなみにゴキブリの巣というのは、ただの居場所のことです。お家があるわけではありません。
フンとともに分泌されるフェロモンで、巣は、赤っぽい焦げ茶色や、黒色に汚れています。この場所のことを巣というのです。フェロモンのおかげで巣に戻れるというわけなんですね。
ここまでの総駆除数、15匹。
発生から23日目(12/30)
その翌日。昨日の経験から窓を全開にし、強力にサーキュレーターを部屋中まわしてみたところ。
やはり、1匹あらわれました。
総駆除数、16匹。
それにしても。
いつ、わが家に卵鞘(卵の入ったカラ)が、紛れこんだのでしょうか。
卵鞘(らんしょう)とは
卵鞘とは、いくつかの卵をまもる鞘(さや)のこと。固いカラ。
ダスキンのサイトによると、卵鞘のサイズは、12~13ミリほどで、形状は俵型。
色は、黒もしくは濃い茶色。そして、卵鞘の中にはいっている卵の数は、15~28個で、孵化平均19匹。(卵期間は23~55日。)
興味のある方は画像検索してみてください。
また、入っている卵の数は、卵鞘の外からもわかるそうです。なんだか、みかんみたいです。
卵鞘はガマグチ状の固い鞘で内面に細長い卵が2列に並んで入っていて,卵の数は鞘の
【参照】大森南三郎「ゴキブリ類の分類,生理,生態と駆除」P5
両外面に出来ている浅い溝の数を数えることによって知ることが出来る。
https://www.teikyo-jc.ac.jp/app/wp-content/uploads/2018/08/journal1982_1-32.pdf
発生から24~26日目(年末年始)
年末年始のため、自宅を3日間不在にします。
ゴキブリは寒いと生きられないので、戸締まりをしっかりしたうえで、空気窓を全開にしておきました。
3日間も暖房をつかわなければ、壊滅まちがいなしでしょう。
発生から27日目(1/3)
年末年始あけ。
寒い家にしてから、3日後。出先から、冷え冷えの自宅に戻りました。
残念ながら。
台所で、1匹発見してしまいました。
でも。
寒さで、死んでる
寒さに耐えきれなかった個体もいたんです。
リビングに、寒さにやられた死骸が1匹。他にも死んでいるかもしれません。
ここまでの総駆除数、18匹
発生から31日目(1/7)
寒さで壊滅においこんだと、思い込もうとしていたわたし。
甘かった。
衝撃の1日。
正月あけ、学校もはじまり、久しぶりの大掃除(普段はかんたんな空気の入れかえと、ルンバのみ)。
大々的な空気の入れ替えのあと。
なんと、台所に3匹つづけて。ヤツらがあらわれたのです。そして階段上の三階部分にまで、1匹。リビングには死骸が1匹。
この日だけで合計5匹駆除。
よくよく確認してみると、台所には、フンらしきごく小さな黒い点が点在しているような(神経質になっていたので気のせいかも)。
前日、拭いた部分に黒い小さな点があったら、それはヤツらがいるたしかな証拠です。
あきらかに行動範囲が広がっています。
そしてほんの少しだけど大きく、動きも早くなっているような気がしました。
冬は、成長しないんじゃないのと思いつつ。
さすがの私もついにバルサンを購入してしまいました。いちばん強力なやつ。3個セット。
バルサン
ただ卵鞘に守られた卵は、バルサンでも効果がありません。他に卵があることも考え、3週間から1ヶ月後にトドメです。卵が孵る期間を視野にいれるわけです。
よし。これがあれば、絶対に平気。
記録を継続
リーサルウェポンを手に入れたので、もう少し記録を続けることにしました。
卵鞘から孵化する卵の平均は19匹。ここまでの総駆除数、23匹。
終わりもちかいはず。
バルサンはおまもりとして、しばらくとっておくことにしました。使わないで済むならそれにこしたことはないので。
それと、台所で気になっていた、排水溝のパイプのすきまをうめるパテもあわせて購入。
発生から33日目(1/9)
次の次の日。
空気の入れ替え後に、また出てきました。
リビング1匹と、台所1匹(シンクのフチ)。
シンクまわりにでてくると、衝撃ハンパない…。だんだんと台所に集まりはじめているようです。
隠れ場所を断つ
台所の排水パイプの隙間を、購入したパテでうめました。
とにかく、ゴキブリの痕跡がなくなるまで、逃げ道、隠れ場所をすべて断つ。ゴキブリ根絶の基本です。
総駆除数25匹。
それにしても。
ずいぶん、孵化率高いじゃないのさ…。(平均孵化数19匹。卵の数15~28個。ダスキンサイトより)
なんともいえない不安。
発生から36日目(1/12)
その翌々日。
朝6時。台所のシンクまわりに1匹を発見。
総駆除数26匹。これはもう。平均孵化数を、7匹もこえています。
もしかしたら、卵鞘がふたつ以上あったのかもしれない。
と恐れおののいていたのですが。
この1匹がさいごの1匹となりました
ここまでの、総駆除数26匹。
以上。
おつかれさまでした。
さいごの一匹。
残すのもおぞましいのですが、今後のいましめのため写真を撮っていました。
ご披露します。
画像がでます。
いやな方は見ないように。
いいですか。
でますよ。
見たい人だけ、見てください。
発生から37日目以降(1/13~)
もうあらわれません。
寝る前にキッチンカウンターをふき、朝一番で確認。
現在まで(2/3)
26匹を駆除してから3週間たちましたが、一匹もあらわれていません。
平和な日々が戻りました。
ありがとうございます。
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って、そんな甘くはなかった。
その後(2/18)
リビングに1匹出没…。
写真も残していますが、やや大きくなったようなあまり変わらないような。
ここまでの総駆除数、27匹。
その後(2/27)
トイレに1匹出没…。
大きさはやはりあまり変わりません。
ここまでの総駆除数、28匹。
そして現在。春(4/13)
そして現在。
1ヶ月半たちましたが、あれ以来1匹も見かけなくなりました。
合計28匹。
おつかれさまでした。
さすがにもうだいじょうぶでしょう
でないと困る。
お守りのバルサンは、お守りのまま。
【追記】
- 5/22現在。出ていません。
痕跡もなし。
- 6/9現在。異常なし
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って、そんな甘くはなかった。
ぎゃー。
6/20。なんと、また現れやがった
根絶したと思ったあの日から4ヶ月後。
ゴキブリの赤ちゃん騒動がおこってから6ヶ月後。
はっきり言って、今までの幼虫とはレベチのゴキがあらわれました。大きさは1cmほどに成長。そして、すばやい。
見失うこと2回。
あきらかに成虫のソレ。
エタノールスプレーをかけ動けなくしてからトイレットペーパーで退治しようと思ったら、動かなくなったくせに10秒後にサササッと動き出しやがった。
背中の白いラインがなくなり、中齢幼虫に進化してます。
この後は確実にしとめてトイレへ。
これが最後の一匹。と、こころから信じたい。
しかし、どこに隠れていたんだろう。
はぁ。
そろそろ、バルサンの出番でしょうか。
以上。
ゴキブリの幼虫の駆除記録をお届けしました。
執念の記録を最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。
【追記】
実は上記のラスト1匹を退治したあと、流しの下で1匹の幼虫の死骸が発見されました。
大きさは6/20に出たものと同じくらいでした。写真は残してありますが、少々発見が遅れバラバラとグロテスクなので掲載は控えます。
大きくなってきてブラックキャップを食べたのでしょうか。
というわけで。
合計駆除数は30匹。
約半年で、合計30匹の幼虫を駆除という結果となりました。
以来、1匹も出ていません。
痕跡もありません。
騒動勃発から1年たった今。
ここに「勝利宣言」をあげたいと思います。
ゴキブリの赤ちゃんの「発生原因」
ゴキブリの赤ちゃんがなぜわが家に?
これが不明なのです。
3ミリという大きさから、幼虫が孵化したばかりであることに間違いはありません。「卵鞘」がわが家にまぎれこみ、その中の卵がいっせいに孵化したということです。
わが家では卵鞘を産み落とすような成虫はいませんでした。「卵鞘」は乾燥に弱く、湿ったところに産み付けられるらしいのですが。
ほんとうによくわかりません。
しいていえば
- 掃除機をかけたらでてきたので、掃除機の中に卵鞘があった(なぜ…)
- しゅろ箒についていた(室内箒ですが…)
- 外から届いた「ダンボール」にくっついてきたとか?
- 実家からもらった植木鉢を、ベランダに置いた時に落ちたとか?
うーん。よくわかりません。
実体験から得た「ゴキブリの幼虫に関する情報」
ゴキブリの幼虫(クロゴキブリ)のみわけ方
クロゴキブリの幼虫の見分け方は簡単です。
- 3ミリほど、黒くて白い縞がはっきりわかる
- よくうごく触覚が2本
ゴキブリの幼齢幼虫にブラックキャップは効かない
大量におきましたが、幼齢幼虫の頃(白い線のある頃)には、1匹も死骸は見つけられませんでした。
毒餌を食べた痕跡もなく。
ゴキブリの幼虫は寒さに弱い
寒さで死ぬというのは本当です。
でも死ぬ個体もいる、という程度です。真冬でも最近の住居はあたたかいのかもしれません。
ゴキブリの幼虫の生息範囲(冬の場合)
最初はだいたい同じような場所(半径1m以内)にあらわれます。水まわりでなくても、しばらくじっと潜んでいるようです。
幼虫はほんのすこしずつ大きくなり、動きもはやくなります。冬は成長がとまるという話もありましたが次第に活動範囲も広まり、やがて、水まわり(台所)にやってきます。
ゴキブリの幼虫を駆除する方法
成虫のような素早さはないので、簡単に退治できます。
触覚は長くよく動き、必死で生きようとしている。最後にはなんだか慣れてきてかわいそうな気も。
いやいや、成虫になったら一大事。
トイレットペーパーで確実に退治しトイレへ流します。
ゴキブリの幼虫をあぶり出す方法
とにかく、風通しをよくします。サーキュレーター強風にして、窓を全開。
居心地が悪くなるのか、どこからともなくあらわれます。
一般的なゴキブリ対策
- 掃除をする時は、思い切り、風通しをよくする
- 出入り口と思われるところを完璧にふさぐ
- ドアや窓のあけしめは素早く
- 小さな黒いフンを見逃さない
【ご参考】もしゴキブリの痕跡をみつけたら
バルサンを2回たく
バルサン1回目で、成虫を根こそぎ退治し、さらに1ヶ月後に卵からかえった幼虫も根こそぎ退治です。
それでも、しばらくして、また成虫やフンを見つけたら。
残念ですが、ゴキブリの出入り口がどこかに必ずあります。
ゴキブリの出入り口をさがしてふさぐ
出入りしているその穴をパテで埋めるなどしないと、バルサンを何度もたいても無駄です。
実は5年前まで、わが家はゴキブリに悩まされていました。
ゴキブリの出入り口は、そのままではさがせない場合があります。
わが家は、ビルトインガスコンロを交換の際、取り外したホースの先の隙間にゴキブリの出入り口を発見しました。この穴をふさがない限り、ゴキブリに悩まされていたかと思うとゾッとします。
その後は、いっさいゴキブリに遭遇することもなく平和にくらしていたのですが。
今回の幼虫騒動にまきこまれたというわけです。
ゴキブリの赤ちゃんを駆除した「30匹の記録」
階段,トイレ | リビング | 台所 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
12/8 | 5匹 | 4匹 | 9匹 | |
12/9 | 3匹 | 2匹 | 5匹 | |
ブラックC設置 | ||||
12/29 | 1匹 | 1匹 | ||
12/30 | 1匹 | 1匹 | ||
年末年始不在 | ||||
1/3 | 1匹(死骸) | 1匹 | 2匹 | |
1/7 | 1匹 | 1匹(死骸) | 3匹 | 5匹 |
1/9 | 1匹 | 1匹 | 2匹 | |
1/12 | 1匹 | 1匹 | ||
2/18 | 1匹 | 1匹 | ||
2/27 | 1匹 | 1匹 | ||
6/20 | 1匹 | 1匹 | ||
9/22確認 | 1匹(死骸) | 29匹 | ||
合計 | 10匹 | 13匹 | 7匹 | 30匹 |
ゴキブリの赤ちゃんを見つけたら
卵をうむような成虫がいなかったのならば。
ひとつの卵鞘からうまれてくる幼虫をすべて駆除しましょう。
ネット情報を自分なりに解釈する
ゴキブリ関連の記事は、危機感をあおってくるサイトが多いと感じます。
たしかに大ピンチですけどね。
でもお金を出して退治しても、出入り口があれば元の木阿弥。
元をたつ
駆除業者さんに頼む場合は、ここを確認したほうがよいと思います。
まずはおちついて。
自分でできることはすべてやってみてください。
1.出入口を断つ
ゴキブリ根絶の基本です。
2.成虫にはブラックキャップ
成虫には抜群の効き目。
幼虫でも背中の白い線が消えた頃に効き目がありました。1匹の死骸を見つけたので。
まずはブラックキャップです。
3.一網打尽
ブラックキャップを使用せず、いきなりバルサンという選択肢も。
ただ何度もふれますが、卵鞘に守られた卵には効きません。
孵化時期をみこんで3週間後くらいに再度バルサンをたきます。必ず2回です。
買うべきは、シリーズ最強のこちら。
これでもダメだったら
それでもまだ翌年に、成虫のゴキブリが表れたら。
残念ながら。
家のどこかに出入口があります。
そこを探し出し、ふさぐしかありません。
わが家の黒歴史です。
参考にしてください↓
まとめ:【体験記】ゴキブリの赤ちゃんの大量発生。卵から孵った30匹を6ヶ月で駆除した記録
大量の幼虫にパニックになりかけたので、実際の記録を残すことにしました。
どなたかのお役にたてたらうれしいです。
それでは。
読んでいただきありがとうございました。
健闘を祈ります!
参考文献&サイト
大森南三郎:ゴキブリ類の分類,生理,生態と駆除
ゴキラボ:サイト
ダスキン:ゴキブリの赤ちゃんを見つけたら、すぐに駆除を!ゴキブリの赤ちゃんの特徴や予防・駆除方法を紹介
ダスキン:ゴキブリの卵を見つけた時、産ませないための対策と駆除方法
後日談:ゴキブリの卵(卵鞘)の中にはいっている卵の数
その後、図書館で徳島市の小学校の先生が書かれた本を見つけました。
ネットでは見つけられない、生きた情報が満載の貴重な資料でした。
- ゴキブリを調べる
- 古出俊子著
- こやま・きょうへい絵
- さ・え・ら書房
- やさしい科学シリーズ
卵鞘の中の卵の数
この本の21ページ。「卵しょうの中の卵の数」の表。
10個の卵鞘の中に入っている「卵の数」にびっくり。
ゴキブリのひとつの卵鞘には「24個から50個の卵」がはいっていたと記されていて、その平均は「34.4個」。
今回わが家で大騒動をひきおこした卵鞘から出てきた「30匹」は、規格外というわけではなかったようです。
「30匹」の退治ですんでまだ良かったのかもしれません。
小学校の先生が、生徒たちと実際にゴキブリの飼育観察をつづけて得られた貴重な情報でした。
古出俊子先生ありがとうございました。