きっかけは、ホームセンターでもらった「カブトムシの幼虫」でした。
当時小学校の2年生だった息子のために。
うまれてはじめて「カブトムシの飼育」をした記録です。
母の奮闘をよそに、息子はどこ吹く風。
あまり興味をしめさなかったのですが、その後すばらしい展開がまっていました。
「命名:むしくん」が成虫になるまでのおはなし。
貴重な体験となりました。

(飼育方法はご参考まで)
幼虫期の育て方
幼虫は、3種類
- 1令幼虫:ふか直後
- 2令幼虫:1回脱皮後
- 3令幼虫:2回脱皮後
イベントなどでもらえる幼虫はすでに「3令幼虫」。体長8~9cm。
ずっしりとした重さがあります。
基本的に放置
基本的に、幼虫のお世話はあまりすることがありません。
腐葉土をもりもり食べて、フンをします。
- ケースに腐葉土をたっぷりいれる
- 腐葉土の表面に、立派なフンが目立ってきたら、フンを取り除いて腐葉土を足す
- 気が向いたら、なんとなく湿り気をあたえる

手がかからない
蛹化(さなぎ)になる
- 白くてパンパンの身体から、だんだん黄色っぽい色に変化
- 体は少しシワシワに、少し貧素な感じに
こうなってきたら、そろそろさなぎになる時期です。
蛹化(ようか)の準備がはじまります。
ワクワクします。
さなぎになるためには?
土の中に、蛹室という「スペース」が必要です。
蛹室(ようしつ)をつくりはじめる
幼虫は、腐葉土の中で身体をグルグルと回し、フンや分泌物でまわりの腐葉土を固めながら、蛹化に必要な蛹室(ようしつ)を作っていきます。
この蛹室がないと、カブトムシはうまく成虫になれないんです。
この時期になってきたら、幼虫の様子を見たい気もちをグッとおさえて。
そっとしておいてあげなくてはいけません。
ここでアクシデント発生。
蛹室(ようしつ)をこわす…
腐葉土を半分いれかえてあげようとして、大切な蛹室をこわしてしまいました。

ごめんなさい
人工蛹室をつくる方法
人工蛹室で、応急措置は可能です。
- 華道につかうオアシス
- ティッシュペーパーの芯
蛹室の補修!?を試みる
無謀なことに。
自分でもびっくりなのですが、当時のわたし、蛹室の補強を試みています。
でも。結論から言うと。
なんと、この補修でうまくいったのです。
そしてこの数日後。
幼虫の変化
カブトムシの幼虫を毎朝チェックしていたところ。
あれ!!色がかわってるよ。
そして。
感動の瞬間。
カブトムシの脱皮
この動画の3時間後。
さなぎはすっかり茶色くなっていました。

りっぱなさなぎになりました。
それと後日、もうひとつわかったことがあります。
オスとメスの見分け方
貴重な一枚を残すことができました。
オスのしるし
お腹にVのしるし。

お腹の、Vっぽい印がメスにはないそうです。
どうしてもオスのカブトムシが欲しければ、見分ける方法もあるということですね。
(汚い手でさわると、雑菌がついたりストレスで幼虫が死んでしまうのでくれぐれもご留意を。)
【参照サイト】
カブトムシ幼虫のオスとメスの見分けるポイント!高確率の判別方法は?https://enjoyholiday.site/beetle-discrimination/
ありがとうございます。
羽化
さなぎになってから、およそ3週間後。
成虫へ
立派なオスのカブトムシになってくれました。

今は中学生の子どもが、小学校2年生だった時の「貴重な思い出」です。
いかがだったでしょうか?
楽しんでもらえたら嬉しいです。
今年は家族でカブトムシ。育ててみませんか?
最後まで、読んでいただきありがとうございました。


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