絵本『せかいでいちばんつよい国』のご紹介です。
小学校で、この絵本の読み聞かせをしてきました。
この記事では、次のことがわかります。
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せかいでいちばんつよい国
- 作:デビッド・マッキー
- 訳:なかがわ ちひろ
- 出版社:光村教育図書
あらすじ
むかし、大きな国がありました。
大きな国は、戦争をして、たくさんの国を征服しました。そして、まだ征服されていないのは、たったひとつ。小さな国だけに。
ある日、大統領はここへも攻め込みます。
でも、この国には、兵隊がいなかったのです。これでは、戦争ができないではありませんか。
「小さな国の 人びとは、大きな国の へいたいたちを おきゃくのように かんげいしました。」
なんと。
ステキなオチに、胸がすくストーリーです。
読んできました
場所
小学校での「読み聞かせ」。中学年。
選書
いやなニュースが多い中、ほっとできる絵本を。
図書館には「読み聞かせにおすすめの本コーナー」が設けられていることが多いので、積極的に利用してみるとよいと思います。意図せずとも、デリケートな内容に触れてしまうことのないように。
この中からの選書なら安心です。
本日のふりかえり
遠目のきく本を選んだので、久しぶりに手に持ちながらの読み聞かせでした。
教室での読み聞かせで、意外と盲点なのが、前列の端の席の子たち。見えにくい席なので気をつけてあげてくださいね。
それと、この本、広げるとかなり横長になるので、小さい字が見えにくい。メガネの調整、事前の練習は必須です。
読み聞かせのコツ・ポイント
(音読時間目安:6分)
読み聞かせの時は、まず表紙を見せ、題名、作者などを読みますよね。
そしてその後はじめから1ページずつめくっていくのですが、何も書いていない見開きのページにも、意味がこめられています。早く読んであげたいところですが、ここはあせらずゆっくりと。
とくに、この絵本では見開きいっぱいに絵が書かれていますので、いつも以上によく見せてあげてください。砲弾1発と煙しか見えないページです。
結論から言うと、対になるラストの見開きでは、煙のせいで見えなかった太陽の光や大地がひろがっています。こんなきれいな風景がひろがっていたんですね。
それからこの絵本の中には、1行だけ、歌の部分があります。
歌の部分は抑揚をつけて読むもよし、適当に歌ってもよし。私はおおげさにならない程度に少しだけ演説風に読み上げてみました。
大統領や兵隊といっても、どこかかわいらしく書かれていますよ。
それにしても。
本当のつよさって、なんでしょう。
そして、この絵本のタイトル。「せかいでいちばんつよい国」とは?
読み聞かせ、楽しんで下さいね!
読み聞かせでこころがけたいこと
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