絵本『まさ夢いちじく』のご紹介です。
小学校で、この絵本の読み聞かせをしてきました。
この記事では、次のことがわかります。
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まさ夢いちじく
【作:絵と文】C・V・オールズバーグ
【訳】村上春樹
【出版社】河出書房新社
あらすじ(絵本紹介)
ムッシュウ・ビボットは、神経質でやかましやの歯医者。飼い犬のマルセルにもつらくあたり、優しさのかけらもありません。
ある日、「自分の見た夢が、そのままかなういちじく」を手に入れたビボット。
最初は信じていなかったものの、ひとつめを食べた翌日、なんと驚くべきことがおこったのです。
のこりのいちじくはひとつ。
「こいつは無駄にできないぞ。」
驚きのストーリーと印象的な絵。ラストまで目がはなせません。
クリス・ヴァン・オールズバーグの他作品:「ジュマンジ」「名前のない人」
翻訳は、あの村上春樹
現在、入手困難になっています。
じっさいに読んできました(体験談)
場所
小学校。高学年の教室。
この絵本を選んだ理由
はじめてのクラスだったので、候補の絵本を3冊持参し、先生に相談してみました。選んだのは、この物語。
本日の「ふりかえり」
このお話知ってる?と聞いたら、みんな知らないと。
候補として持参した絵本は、「半日村」「まんじゅうこわい」とこの「まさ夢いちじく」。
つい先日、となりの小学校の高学年(6年生)に「まんじゅうこわい」を読んだばかりなので、読み比べも楽しいかなと思ったのですが。
今回は先生とのお話の中から、ちょっとおとなびた物語絵本を選書。
この絵本を、6年生に読むのは2回目。
6年生にしか読めない絵本です。
結論、大正解
みんなだんだん前のめりになってる。
お話に入り込んでいるのがわかります。
ちょっとシュールでブラックな結末
ラストは、予想して的中させていた子もいたようでした。さすが高学年。
やっぱり子どもはお話が大好きなんですよね。
読み聞かせをやっていて、よかったなぁと思える、とてもうれしい瞬間です。
読み聞かせのコツ・ポイント
対象年齢:高学年(6年生)
音読時間目安:9分
小学校の読み聞かせ時間は、10分~15分。
学校によって決まっています。今回の持ち時間は10分だったので、9分ギリギリセーフ。
この絵本の絵は、美しいセピア色で、やさしいタッチの絵画のよう。
ストーリーも秀逸で、ラストは、こちらまで魔法にかけられたようです。
ただ、そのラストなのですが、実は初回だとすこしわかりにくい。
ビボット。マルセル。
あれ、どっちが犬の名前だったっけ?
一瞬、外国の方の名前って、スッと入ってこない時ありませんか?
重要な部分なので、自分でもしっかり理解して、わかりにくいところだと意識しながら、読んであげてくださいね。
しっかり時間をかけて、タメながら。
そうすれば、6年生でも充分楽しめます。
中学生に読み聞かせをする機会があれば、選んでみたい絵本です。
世にも奇妙なものがたりや、星新一のショートショート好きにはたまらない一冊
図書館司書の方もおすすめしてくれた絵本です。
読み聞かせでこころがけたいこと
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