絵本「くさる」のご紹介です。
くさったものは、どうなると思う?
くさるって何だろう?
食物連鎖の仕組みがわかります。
この記事では、次のことがわかります。
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絵本紹介
【さく】なかの ひろたか
【出版社】福音館書店
あらすじ
「おかあさん、なんだか嫌な匂いがする。」
家の生ゴミをすてるのを忘れてしまったおかあさん。
おかあさんは庭へ出て、土の中ににゴミを埋めます。「土をかぶせると、もう嫌な匂いがしないでしょ。」と。
女の子は、「そんなことしたら、庭がくさったゴミでいっぱいになっちゃう。」とびっくり。
さて。
ゴミはどうなるかな。
身近なゴミが、自然にかえっていくようすや、それが昔からずっと続いていること。
この絵本は、わかりやすくそれらを教えてくれます。
音読時間
音読約4分。
対象年齢
クラスで読み聞かせをするなら
- 小学校低学年、中学年、高学年でも
感想(レビュー)
今日は、図書館での読み聞かせ。
6月になり、食べものがくさりやすくなる季節にこの絵本を選書しました。
ものが腐ったら、このあとどうなるの?
このゴミ、どうなっちゃうと思う?
おすすめの季節
おすすめは、やはり夏。
くさった匂いを嗅いだことがある子なら、とくに興味をもって聞いてくれるはずです。
お家でもいちどはくさった匂いを嗅がせてあげてくださいね。なんだって体験していれば自分ごとです。
食物連鎖
土の中にうめた、家庭の台所のゴミは、なくなっていました。最終的に栄養となって土にとけていたんですね。
おいしそうな実をつける柿の木も、冬には枯れて、また土へ。
壮大な大自然、恐竜も登場しますよ。太古の昔からずーっと、ずっと。
効果
食物連鎖のしくみを理解できるようになります。
子どもは、弱肉強食まではわかるけど。
いちばん強くて大きな動物が、どうなるのかは想像しにくいもの。
大きなどうぶつだって、死んでからは、ほかの動物にたべられて、さらに小さな虫にたべられて、やがて土にとけていく。微生物の名前はでてこないけれども、その存在についてイメージできるようになります。
そして、小さな植物の芽が、栄養をすいあげて成長をはじめる最後のページ。
ぐるぐると、まわっているんですね。
自然はこれをずっと続けているですね。そしてこれからも。
読み聞かせのコツ
ごみやうんこ、など、子ども大喜びワードが何回もでてきます。
読み手は、あたりまえのように読みましょう。
うんこの響きも楽しいけれど、もっともっと興味深いおもしろい世界がまってるから、サラッと流しちゃいましょう。
絵本を楽しんでくださいね。
おわりに
さいごまで読んでいただきありがとうございました。
読み聞かせの参考にしていただけたらうれしいです。
「くさる」
音読時間:4分
おすすめ:小学校低学年
読み聞かせでこころがけたいこと
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