絵本『きつねとねずみ』のご紹介です。
図書館で、この絵本の読み聞かせをしてきました。
この記事では、次のことがわかります。
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きつねとねずみ
【さく】ビアンキ
【やく】内田莉莎子
【え】山田三郎
【出版社】福音館書店
あらすじ(絵本紹介)
きつねのだんなが、ねずみをじろじろ見て、こう言います。
「おい、ねずみ。なんだって、じめんをほるんだい?」。
ねずみは、何のためにあなをほるんでしょうね。そりゃ、ねずみだっていろいろ考えていますよね。きつねに食べられたくはないし。
ねずみと、きつねの知恵比べ。
弱きものと強きもの。まるでトムとジェリーの世界です。
二匹のかけあいもとてもリズミカル。
おあいにくさま。よこあなから にげてしまうよ。
ユニークに描かれてはいますが、大自然での勝負。
さてどちらが勝ったかな。
(作者のビアンキは、ロシアの自然を題材に多くの作品を残しています。)
読んできました(体験談)
場所
図書館の児童室。「絵本の読み聞かせの会」にて。
この絵本を選んだ理由
11月も中旬。厳しい冬に備えて、小動物はどんぐりをたくさん集めています。
本日の「ふりかえり」
お天気も良かったので、小さい子がたくさん参加してくれました。
お父さん、お母さんとはなれて、きちんと決められたところにそれぞれ離れてきちんと座って。コロナ禍での気をつけての読み聞かせとなりました。
読み聞かせのコツ・ポイント
音読時間目安:3分
対象年齢:幼児、低学年
実は、リアルな野生の話。弱肉強食の世界です。
いのちがけの大自然のいとなみ。きびしい話ではあるのだけれど、この絵本ではやさしい絵と、ユーモアを交えたやわらかい話で。ウィットにとんでいます。
きつねだって、家族をかかえていきるために必死。捕食者だって生活がかかっているんですものね。そんなことにも思いをめぐらせながら。
この絵本はなんといっても絵がステキです。「おおきなかぶ」を描かれた画家さんの作品なんですよ。
また、作者は「ロシア」の出身です。最近ニュースでよく出てくる国ですね。
そんな国であっても、わたしたちと同じ人間が生活しているし、野生動物たちだってしっかりと生きています。
短いお話なので、絵を楽しみながらゆっくりと読めるといいですね。
弱きものが知恵を味方に強いものを出し抜く気持ちのよいお話です。
表紙の絵は、きつねとねずみが腹のさぐりあいをしているように見えておもしろいです。
この絵本、深い。
読み聞かせでこころがけたいこと
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