絵本『山んばあさんとむじな』のご紹介です。
小学校で、この絵本の読み聞かせをしてきました。
この記事では、次のことがわかります。
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山んばあさんとむじな
【作:絵】いとうじゅんいち
【出版社】徳間書店
あらすじ(絵本紹介)
いたずらぼうずの4人組は、うら山をなわばりにして悪さばかり。
山んばあさんから「明るいうちに帰らんといかん。むじながばけて出るぞ。」と言われても聞いちゃいない。
悪さも度がすぎるといけません。
日がおちて、あたりが見えにくくなったころ、どこからともなく、くしししししし……という声がきこえてきた。
このあと、しこたまこわい思いをする4人組。
オチもたまりませんよ。
くしししししし……。
読んできました(体験談)
場所
小学校。低学年の教室。
この絵本を選んだ理由
「秋の日はつるべ落とし」。秋は日が暮れ出すと、あっという間に暗くなってしまいます。暗くなる前にお家に帰ろうね。
本日の「ふりかえり」
「ムジナ」って知ってる?と聞いてから読みはじめました。
ムジナはたぬきに似ていますが、アナグマに近い動物のようですね。時代や地方により言い伝えもさまざま。昔からたぬきやきつねとともに、人間を化かす妖怪としても大活躍。
選書のてごたえ
低学年でも、話をしっかり理解して楽しめました。
オチを教えあっている子どもたちの姿も。オチのある話ってほんと楽しいよね!
読み聞かせのコツ・ポイント
対象年齢:低学年、中学年
音読時間目安:7分
読み聞かせの開始直後にすこしザワついていたとしても、こわい話はだんだんと話に集中していくのがわかります。
こうなってきたら、少し声のトーンを下げて読んであげるとよいです。小さくたんたんと読むと、よりお話にひきこまれていくし、こわさも増してきます。
でもこの絵本は、絵はそこまでこわくないかな。
勧善懲悪的なストーリーなので、読後感もちょっとすっきり。
こどものいたずらだとしても、うさぎをしばりあげて木に吊るしたり、いのちを軽んじることはいけません。
そう、度がすぎると、です。昔の人はこうして子どもたちにいろいろなことを教えてきたのですね。
ラストのうら山のうさぎ。3羽安心したようすで寝ている姿にホッ。
むじなといえば、小泉八雲の怪談話が有名。「それは、こんな顔だったかい?」っていうあれですね。
関連したお話を読んであげたら、楽しみもいっそうふくらみそう。
読み聞かせでこころがけたいこと
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