まずはおことわり。
こちらは医療ブログではなく、あくまでも個人の記録です。いわゆる甲状腺の良性のしこり(ホルモン値異常なし)でお悩みの方と情報共有のために記録をしています。
甲状腺の大きなしこり
私は甲状腺にいくつかしこりがあります。
1番大きなものは30年で5センチ大に成長しました。
幸いホルモン値は問題なく、しこりは細胞診検査の結果「良性」。このため、病院としっかり話をしながら、今日まで経過観察を行っています。
ただ、細胞診検査の結果も100%安心できるものではなく、先生によっては手術をすすめてくれることもあるので、今回の定期検診では、手術についてしっかり伺ってこようと思っています。
経過観察の流れ
私の場合、半年に一度、以下の流れで行っています。
- 採血
- エコー
- 診察
採血
まずは結果が出るのに時間のかかる、採血からスタートです。自分の番号が電子掲示板に表示されたら、採血室内の待合席で待機します。
看護師さんたちは、手際よく採血をしてくれます。とても忙しそうなのですが、私はいつもここで「今日は混んでますねー。」などと、おしゃべりしちゃいます。混雑具合などを優しく教えてくれますよ。
私の血管は浮き出ているので、看護師さんからすれば採血しやすい、かなり良い血管らしいです。ちょっと自慢。
採血が済んだら、次はエコーです。
エコー
採血が終わったら次はエコー。首から下にゼリーのようなものを塗ってからスタートです。
とても丁寧に診てくれます。途中、写真をカチ、カチと撮る音が聞こえます。しこりが大きくなっていませんように、などと思いながら静かにしています。
診察
採血、エコーが済んだらいよいよ診察です。診察室は15室あるのですが、気が遠くなるほど待つ時もあります。
このため、私はいつもここで外出します。いつものお気に入りはとんかつ「まい泉」。こちらでのランチが毎度のお楽しみ。
でも今日は待ち人数が12人。比較的空いていたので診察までいっきに済ましてしまうことにしました。
待ち人数は確認できます
インターネットサイトから調べることができます。あと院内には何台か「確認くん」というマシンもあるので、診察券を入れればOKです。
診察
本日の先生は、前回と同じ先生でした。
めっちゃくちゃ肌のきれいな若い先生です。
質問をすると丁寧に教えてくれますが、どちらかというと、患者の意思を尊重してくれるタイプの先生で、わりとあっさり終わってしまいがち。今回は、手術も視野に入れていると少々食い下がってみました。
先生は、手術を希望する場合、腫瘍だけを切除することはできないので、右の甲状腺をすべてとることになることや、残った半分の左の甲状腺ががんばってくれればホルモンのお薬を飲まなくても良いことなど、その他もろもろ教えて下さいました。
さらに左のしこりも念のため細胞診をしておきましょうと、急遽当日の予約を。さらに、詳しいことは【医療相談室】をご利用下さいと、そちらも紹介いただきました。先生あっさりしてるなんて言ってごめんなさい。気になることがあったら何でも聞いてみることが大事ですね。
医療相談室。何年も通院しているのにその存在を知りませんでした。
医療相談室
医療相談室はどんどん利用しましょう。
受付の横に相談室はあります。
予約不要
看護師さんが、詳しく説明をしてくれます。
とても有用な情報を、タブレットでわかりやすくお話してくれます。
以下の「緑字」の部分はあくまでも自分用メモとして記しておきます(一部ドクターからの情報もあり)。
手術の待ち時間
予約は4~6ヶ月待ち(2022.8現在)
入院費用
費用は約~16万(手術と7日間入院こみ)
手術について
右の甲状腺を全てとる。全身麻酔で約2時間。
鎖骨の上に10センチ横にメス。
3時間後にはそっと動ける。痛み止めはロキソニン、不要な人もいるらしい。
翌日にはおかゆなどを食べられる。
術後1ヶ月間はテープを貼る。
手術後の傷跡について
傷跡は1ヶ月後は赤く残り少し浮き出た感じ。そのうちに赤みはなくなり目立たなくシワっぽくなる。
手術後の薬
甲状腺の半分をとる場合、ホルモン補充が必要になってくるのは4割以下。
服用が必要な場合の薬「チラージン」は問題のない薬。サプリ感覚という方も。
手術が必要な場合
手術が必要になってくるのは、
- 悪性の場合
- またはだんだんと大きくなってくる場合
- 圧迫感を感じてくる場合
- 美容的に気になる場合
それにしても迷う。5センチという大きさ…。
でも、相談室のおかげで、手術に対する漠然として不安が消えました。
ありがたいです。
重ねてお願い。これは、私用のメモです。
当然、個人差がありますので、病院によく確認をしてください。
ランチへ
細胞診検査まで3時間以上。
暑いけど表参道を少し歩いてきます。今日のランチは、billsのパンケーキ。
おいしいです。
細胞診検査とは?
さて、病院に戻って、人生4回目の細胞診検査です。
細胞診検査とは、
かんたんに言うと
細い注射針をしこりに刺し、中身を吸いだして細胞を検査する方法です
痛いけど、飛び上がるほどではないです。これで細胞を調べてもらえるなら喜んで。
ただ刺す時は、つばを飲み込めないので少し緊張します。吸い出して運ばれた先の「だいじょうぶです。」という声を聞けたら一安心。だいじょうぶじゃなかったら、なんて言われるんだろう。おそろしい。
今回も1回で、無事検査終了。結果は1週間後にわかります。不安はあるけど待つしかないですね。
まとめ
今日は経過観察のための定期検診だけでなく、手術をする際の情報をたくさん得る事ができました。
少しでも気になる事があったら、遠慮しないでドクターに相談したほうが良いですよ。
私もまだまだ甲状腺のしこりには悩まされそうですが、もうしばらく様子を見てみようと思います。
お話を聞いてくれてありがとうございました。